阪神・矢野監督「いろいろ難しいよね。ちょっとね」5回途中4失点の藤浪に曇り顔

 2回、ベンチに戻る藤浪に渋い表情の矢野監督(撮影・金田祐二)
 5回、DeNAに勝ち越しを許し降板する藤浪(右から2人目)=撮影・西岡正
 坂本を攻略できずに敗れ、暗い表情で引き揚げる矢野監督(右)=撮影・西岡正
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 「DeNA5-4阪神」(19日、東京ドーム)

 連勝が4で止まっても佐藤輝の球団新人記録を塗り替える23号本塁打には目を細めた阪神・矢野監督だが、118日ぶりの先発で五回途中4失点で降板した藤浪には表情を曇らせた。

 「いろいろ難しいよね。ちょっとね。まあ、うーん。いいところはもちろんあるんだけど。やっぱり、こう、うーん。勝たせるというところで言うと、内容的にはもうちょっと上げてもらわんと困るし。リズム的にもこっちにリズムが来るというような形には、なかなか持ってこれなかったんで」と歯切れが悪かった。

 藤浪は初回、桑原、森、佐野に3連打を浴びて、わずか9球で2失点。二回以降は吹っ切れたように腕を振り、持ち味の力強い真っすぐが戻ったように見えたが、打線が同点に追いついた直後の五回、1死二、三塁でソトを一飛に仕留めたが、2死から柴田に中前への2点適時二塁打を許し、降板を告げられた。

 矢野監督は藤浪の今後について「それはガンケルの状態による」と、この日2軍・中日戦での登板予定を雨で流した助っ人右腕次第だと説明した。

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