阪神が二回に逆転成功 得点圏の鬼・梅野が同点打 近本が勝ち越しの左犠飛

 2回、同点適時打を放つ梅野(撮影・高部洋祐)
 2回、九里(手前)から勝ち越し犠飛を放つ近本(撮影・高部洋祐)
 2回、右前打を放つロハス(撮影・高部洋祐)
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 「阪神-広島」(14日、京セラドーム大阪)

 首位の座を渡すわけにはいかない。先制されてもすぐに取り返した。1点を追う二回、得点圏の鬼・梅野隆太郎捕手(30)が同点適時打が放ち、近本光司外野手(26)が勝ち越しとする左犠飛をマーク。試合の流れを引き寄せた。

 先頭のロハスが右翼線へ安打を放つと、続く中野は九里の二塁悪送球で出塁。無死一、二塁の好機で打席には梅野が入った。1ストライクから右腕が投じた内角高めシュートを振り抜いた。詰まりながらも打球は右前へとポトリ。二走・ロハスが一気に本塁に生還した。

 この一打で梅野の得点圏打率は・389(54打数21安打)、22打点に。さすがの勝負強さを見せた。同点となった後、1死一、三塁から近本がきっちりと左犠飛を放ち、逆転に成功。重苦しい雰囲気が一気に阪神ペースに変わった。

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