阪神・青柳 2年ぶりリベンジ星!2000試合前祝いG封 7回1失点万歳3勝
「巨人1-2阪神」(14日、東京ドーム)
雪辱に燃えていた。晴れ晴れとした表情でヒーローインタビューに答えた阪神・青柳。そこで口にした言葉が、敵地へ駆けつけた虎党の心を揺さぶった。
「試合前から岡本(和)にはやり返したい気持ちで臨んだ」
前回対戦した4月21日、岡本和に2被弾を許した。6回3失点で今季初黒星。これ以上悔しい思いをため込むわけにはいかない。初回2死二塁のピンチではその相手主砲を詰まらせての二ゴロに仕留めた。
三回1死満塁のピンチでは初球の内角直球を捉えられたが、左翼・サンズの正面を突いた。犠飛で1点こそ失ったが、傷口は最小限にとどめた。六回先頭の第3打席では差し込んでの右飛に仕留め、宿敵の主砲を無安打に封じたことが大きな勝利へとつながった確かな要因だ。
「長いイニングは投げたいと思っているので、その部分で七回までいけたのは良かったかなと思います」と語った言葉からは風格が漂う。ルーキーイヤーの2016年、初めて登板した巨人戦(東京ド)で7回無失点と好投。「セ・リーグで初めて投げたのが巨人だったので。勝ち投手になれたので、それはすごい覚えてますね」と当時を振り返る。
その後“巨人キラー”として期待され、宿敵相手のマウンドが増えた。しかし試合前まで、通算で2勝9敗と大きく負け越し。「いい投球をしても勝てなかったりとか、やられたりの繰り返しだったんで。一つ勝てたというのはすごい自信になる」と2年ぶりにつかんだG戦3勝目に充実の笑みを浮かべる。
「やっぱりファンの熱気だったりとか、盛り上がりっていうのは、巨人戦だと上がるなと思うので。そういうところで投げられているのはプラスに捉えています」と力を込めた青柳。リベンジを果たした1勝は、節目の記念試合に大きな弾みをつけた。
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