阪神、熊谷の“足”でつかんだ同点劇 今季2試合目の引き分け

7回、糸原の適時打で生還した熊谷を迎える矢野監督(撮影・山口登)
7回、二盗に成功する熊谷(撮影・北村雅宏)
7回、糸原の適時打で同点となる生還を果たす熊谷(撮影・北村雅宏)
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 「阪神4-4中日」(11日、甲子園球場)

 プロ野球史上初の通算2000試合目となった今カードの一戦は引き分けに終わった。

 阪神は2試合目の引き分け。3-4と劣勢で迎えた七回、2死走者なしから“足”で同点に追いついた。

 七回は2死から代打原口が遊撃内野安打で出塁。代走で出た熊谷は、次打者近本の初球に盗塁成功。近本が四球で一、二塁となり、続く糸原の二塁の頭を越える安打で、快足を飛ばして二塁から同点のホームに滑り込んだ。

 先発・西勇は今季初めて2本塁打を浴び、今季最多の3四球を与えるなど、7回6安打4失点。4月20日・巨人戦(東京ドーム)以来、3試合連続で白星から遠ざかる。

 先制した後の二回。先頭のビシエドに左前打を許すと、高橋周にバックスクリーンへ逆転2ランを献上した。四回には木下拓に2ランを浴び、リードを一時3点に広げられた。五回以降は粘りの投球で0点に抑えた。

 球団広報を通じて「ホームランは悔やまれますが、要所要所を粘ることができましたし、先発として最低限の仕事はできました」とコメントした。

 打線は初回、近本が10球粘って出塁。マルテが12球粘って中前適時打を放ち、いい形で1点を先制。3点を追う四回には、1死二、三塁からロハスの二ゴロの間に1点、梅野の中前適時打でさらに1点を加え、1点差としていた。

 この二ゴロで来日初打点を記録したロハスは来日初打点。この日4打数無安打で、前回出場の8日・DeNA戦(横浜)から8打席連続無安打となった。ドラフト1位・佐藤輝(近大)は3打数1安打1四球だった。

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