阪神・梅野 中日&巨人2000試合メモリアルウィーク首位固めや!伝統の一戦に闘志
阪神・梅野隆太郎捕手(29)が10日、15日のカード2戦目(東京ド)に通算2000試合目を迎える巨人との伝統の一戦に向け、「勝っていかないと上に行けない。負けたくない」と闘志を燃やした。11日は中日との通算2000試合目も迎えるメモリアルウイーク。白星をつなげ、G倒を果たす。
数々のドラマを生んできた伝統の一戦が、通算2000試合の節目を迎える。ただ、9年連続負け越し中で、通算成績でも834勝1093敗71分けと大きく負け越している。ライバル関係を十分に理解する梅野は、巨人への闘争心をむき出しにした。
「タイガースはずっと負け越してる分、悔しい思いばっかりをしてるんで。勝っていかないと上に行けない。伝統のあるチームなので、負けたくないとより強く思える球団です」
14年3月30日。開幕3戦目の巨人戦で大竹から左前へプロ初安打を放ち、野球選手としての第一歩を踏み出した。「もちろん初安打とか、初めて出た試合がジャイアンツってのも、まあスタートからしたらすごい緊張もした」と思い出深いカードでもある。
そこから何度も対戦を重ね、マスク越しに強さを感じ取ってきた。「ずっとリーグでも優勝しているし、常に上にいる。野球としての戦い方も、もちろん強い」。1年目から7年間、巨人に勝ち越した経験がない。ただ、首位に君臨するチームの戦力や勢いには、確かな自信を抱いている。
「3連戦があって勝ち越すところでは、チームとして波に乗れている。ある意味、ヒーローが替わるところに関しては、タイガースの野球の強みでもあるし。一人一人がいい仕事をして、そういう日々のつながりが、こうやって貯金できてるのかな」
投打の日替わりヒーローが虎の躍進を支えているが、今週対戦する中日と巨人にはともに3勝3敗と勝ち越せていない。週末のカードで勝ち越すことができれば悲願の優勝に少しずつではあるが近づいていくだけに、大きな意味を持った3連戦になる。
「自力で勝ち上がっていかんと優勝はない。直接対決は盛り上がるし、誰もが注目するところで阪神ファンを喜ばせるという意味でも、今シーズンに懸ける思いというのは特にね。これだけの(優勝への)チャンスというのはなかなかないと思う。とにかく勝ちを意識してやっていきたい」
球界の盟主に立ち向かうことが猛虎戦士としての使命。頂点に立つために、原巨人を一丸野球で倒す。
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