阪神藤浪が今季自己最短の五回途中4失点降板 2暴投に押し出し四球の大荒れ

 2回、四球を連発し、厳しい表情をみせる藤浪(撮影・飯室逸平)
 1回、力投する阪神先発の藤浪(撮影・飯室逸平)
 3回、佐野に適時打を許す藤浪(撮影・田中太一)
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 「阪神-DeNA」(23日、甲子園球場)

 阪神先発の藤浪晋太郎投手(27)が今季自己最短の4回0/3で4失点降板した。初回は2奪三振でDeNA打線を三者凡退に斬る好スタートを決めたが、二回以降は2暴投に3連続四球で押し出しなど制球に苦しんだ。

 この日は初回からセットポジションでの投球。試合途中にワインドアップから変更することはあったが、初回からは今季初めて。制球への意識を高めて臨んだが、結果は苦かった。

 二回に3者連続四球などで先制を許すと、三回は2死から佐野に中越え適時打、さらにそこから3者連続四球による押し出しで計2失点。左打者が続いた四回は三者凡退に抑えたが、五回先頭のオースティンに死球を与えたところで、馬場への交代が告げられた。

 この日はボールが先行すると虎党が拍手で激励。7四死球に2暴投、4失点で降板となったが、ベンチに戻る藤浪に再び温かい拍手が送られた。

 前回登板した16日・ヤクルト戦では自身が決勝2ランを放って、1450日ぶりの聖地星をゲット。その日のお立ち台では「ヤジが多くて投げにくいな、嫌だなと思っていた日もあったけど、ものすごい歓声をいただいて。甲子園大好きです」と笑顔で語っていた。今季はここまで4試合登板で2勝0敗、防御率1・90と好投を続けていた。

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