「阪神－中日」（２日、京セラドーム大阪）

　阪神の今季ホームゲーム開幕戦となった２日、京セラドームでは試合前にオープニングセレモニーが行われた。

　ドーム内が暗転する中、各選手が今季に懸ける意気込みを語るＶＴＲでスタート。東京出身ながら阪神ファンを公言する歌舞伎役者・尾上右近がチームへのエールとなる口上を述べると場内から拍手が湧いた。

　その後、両軍の監督、コーチ、選手が１人ずつ入場。阪神から古巣・中日に戻った福留の名前がアナウンスされると両軍ファンから、ひときわ大きな拍手が起こった。

　歌舞伎衣装のまま始球式も行い、マウンド後方で見得を切った尾上右近は阪神の今季スローガンにかけて「“超、超、超”楽しかったです。ワクワクしました。さすがに袖が邪魔になって、すっぽ抜けたと言い訳をしておきます」と笑顔で振り返り、「歌舞伎もそうだし、お客さまありき。人に応援してもらう中で自分たちが一生懸命、何かに身を投じる姿、その華々しい開幕に呼んでいただいて、重要な役割を担わせていただいて、エンターテインメントの人間の１人として非常に光栄なこと」と話した。