阪神・馬場、配球を徹底研究「考える力をテーマにしたい」

 阪神・馬場皐輔投手(25)が23日、自身のキャンプのテーマに「考える力」を掲げた。昨季は自己最多の32試合に登板してプロ初勝利を挙げるなど、防御率2・08の安定感でリリーフとして急成長。配球を徹底研究し、1軍完全定着を目指す。

 1週間後に迫る沖縄・宜野座キャンプを前に、2017年度ドラフト1位右腕は「考える力をテーマにしたい」と明確な課題を設定した。ブルペンでは内外角、高低の細かいコースを意識。「今年は配球がすごく大事になってくる」と決意を込め、制球力を磨いて自らの“引き出し”を増やす考えを明かした。

 コーチ陣にはもちろん投手陣の仲間やブルペン捕手、また野手にも「どんどん聞いて変化球と真っすぐの調整をしていきたい」と新たな攻め方を模索する。自己分析に“他己分析”。昨季は1軍戦で勝ちパターンでの起用も経験したが、まだ「技術面が1軍の投手のレベルに追い付いていない」と慢心は一切ない。

 「頭を使った投球というか。知識をどんどん入れていきたいな、と。考えながら投げないと長く1軍では投げられないと思う。そういうところを勉強していかないといけない」

 最速155キロの直球に多彩な変化球を操る背番号18。“2年目のジンクス”を打ち破り、一流の階段を上るには「考える力」が必要だと確信する。「自分に厳しくやっていこうかな、と」。この日は鳴尾浜で自主トレ。南国で過ごす1カ月間で新しい自分を見つけ、勝負の1年に向かう。

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