阪神ドラ1佐藤輝、太っ腹!母校・仁川学院野球部へ100万円の打撃用マシン贈った

 母校の後輩たちへビッグな“お年玉”だ!阪神のドラフト1位・佐藤輝明内野手(21)=近大=が4日、兵庫県西宮市の仁川学院グラウンドで本格始動し、約2時間練習を行った。野球部には約100万円のピッチングマシンを寄贈し、太っ腹ぶりに後輩部員たちも大感激。

 寒風吹きすさぶ母校のグラウンドで本格始動した佐藤輝は、黙々とティー打撃に取り組んだ。原点の地での2021年初打ちで、すさまじい打球音が響き渡る。後輩の野球部員たちは一挙手一投足に熱い視線を送り、これからプロの世界に挑戦する佐藤輝の姿を目に焼き付けていた。

 野球に励む後輩たちへビッグな“お年玉”だ。佐藤輝は約100万円のミズノ社製ピッチングマシンを母校野球部に寄贈した。贈呈式が行われ、野球部員たちを前に「後輩に頑張ってほしいという思いでいますし、これを使って一生懸命練習して、勝利を目指して頑張ってください」と温かい言葉を掛けた。

 打撃練習用のマシン寄贈にはある背景があった。仁川学院野球部には元々2台のマシンが存在しているが、佐藤輝の卒業後は両方が故障し、全く使用できなかった。関係者からも「マシンがない」と聞かされていただけに、先輩は即実行に移した。

 今回、贈った新品マシンはMAX150キロの直球や高速スライダー、カーブにも対応している優れもの。石橋晃亮主将は「今までは自分たちでピッチャーをやっていた。マシンを頂いて、夏の大会に向けてしっかり使わせていただきたいと思います」と笑顔がにじみ出る。

 石橋主将からは「夏の大会で結果を残せるように頑張るので、輝明さんも頑張ってください」と逆に激励も受けた。そんな後輩からの期待の声が胸に響く。「しっかり結果を残すことが一番喜んでもらえると思う。それで部員が増えたりしたらうれしいな」と活躍という形での恩返しを誓った。

 ドラフト指名後、何度も口にしてきた「新人王」という目標をこの日、改めて口にした。矢野監督から授かった「自分がプラスのことを言っていくと、物事はプラスになる」という金言を胸に秘める。

 今年の漢字一文字には「挑」を掲げた。今季のチームスローガン「挑・超・頂」にもリンクする。「1年目で挑戦するという意味で。チャレンジ精神、しっかり挑む気持ちでやっていきたい」。待ち受けるし烈な外野の定位置争いにも、大物ルーキーは果敢に挑んでいく。

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