阪神・高橋 “拙守”にやられた…自責1の6回9安打3失点

 2回、中島を併殺に斬る高橋
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 「阪神2-3巨人」(7日、甲子園球場)

 ベンチではほとんど表情を変えることはなかったが一瞬、悔しさをのぞかせて額の汗をタオルで拭った。阪神・高橋が今季初の中5日で先発。味方の拙守も絡んでリズムを崩し首位・巨人の勢いを止められなかった。

 「今日の試合の先発を任せていただいた中で、リズムが悪くなってしまい、攻撃に良い流れを持ってくることができませんでした」

 味方に足を引っ張られた形だ。三回1死満塁のピンチ。松原の浅い飛球が中堅方向に上がった。中堅・近本が捕球はしたが、本塁へ悪送球。先制点を奪われると、四回にも木浪の後逸が失点に絡むなど不運が重なった。

 今季、この試合前まで巨人戦は2試合に先発し、1勝1敗ながら防御率0・64。首位を走るチームを苦しめていた。“巨人キラー”ぶりを発揮している高橋の存在は不可欠。G倒を託された左腕は、使命を果たすべく必死に腕を振った。

 五回には岡本に適時二塁打を浴び「粘らなければいけない展開の中で、点を与えてしまったことも悔しい」と振り返る。それでもその後の1死満塁では、中島の投ゴロをはじきながらも必死にボールをつかみ、併殺を完成させた。気持ちを切らさず勝利を信じてプレーする。結果は6回9安打3失点(自責点1)。2敗目は喫したが、必死さは前面にあふれ出ていた。

 矢野監督は「状態は良くなかったかなというところですけど、遥人はしっかり投げてくれた」とたたえた。リベンジのチャンスはある。このままでは終われない。

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