矢野虎 いきなりロード発進!4カード関東&名古屋濃厚 6・19開幕決定

 日本野球機構(NPB)は25日、オンラインで臨時の12球団代表者会議を開催し、再延期となっていた開幕日を6月19日と定めた。球界の複数の関係者によると、セ・リーグは開幕から4カードは関東圏およびナゴヤドームで試合が組まれている模様。敵地・東京ドームの巨人戦で開幕することが濃厚な阪神にとっては、ロード発進となるが、矢野燿大監督(51)は球団を通じてファンが笑顔で元気になる戦いを見せることを誓った。

 3月9日の開幕延期決定から77日。ようやくスタートラインが定まった。ただ、矢野監督に安堵(あんど)する様子はない。シーズンインまで残り約3週間。待ちに待った開幕へ向けて、気持ちを引き締め直した。

 「正式に開幕日も決まり、まずは残りの期間で、チームとして自信を持って臨める準備を精いっぱいやっていきます」

 今年は日本一を公言。前向きに楽しむ姿勢を貫くことも約束してきた。無観客での開幕ゲームとなるが、目標も方針もぶれない。「まだ完全に新型コロナウイルスが終息した訳ではないので、引き続きチームとして細心の注意を払っていきますし、みなさんと一緒にこの困難を乗り越え、僕たちタイガースの戦う姿で、みなさんに笑顔や元気を届けていきます」と指揮官は力を込めた。

 球界の複数の関係者によると、セ・リーグは移動リスクを減らすため、開幕から4カードはすべて関東圏、およびナゴヤドームで開催される見込みになっているという。阪神にとってはいきなりのロードを強いられる見通しで、スタートダッシュを決めるにはビジターで勝ち越していくことが求められる。

 それでも開幕決定を受け、選手からは喜びの声が上がった。近本は自身のインスタグラムに投稿。「プロ野球6月19日 開幕決定しましたね 当面は無観客ですが、あの歓声をもう一度味わいたい」とメッセージをつづり、プロ2年目のシーズンへ気持ちを高ぶらせた。

 敵地・東京ドームで巨人と戦うことが濃厚な開幕戦。指揮官は西勇に開幕投手を託す意向を表明している。今後は6月19日へ向けて練習強度を上げていく。チームは23日から集合練習を開始し、24日には初の実戦形式練習となるシート打撃も行った。今後も実戦形式の練習を重ね、6月2日から始まる12試合の練習試合が最終調整の場となる。

 昨季、巨人には10勝15敗と負け越し、CSファイナルSでも苦杯をなめた。宿敵攻略で勢いに乗り、120試合を全力で駆け抜ける。

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