掛布HLT、阪神映画に太鼓判 藤浪はちょっと心配…

 阪神電鉄本社内の新ポスト「HANSHIN LEGEND TELLER」(ハンシン・レジェンド・テラー)に就任した球団OBの掛布雅之氏(64)が4日、大阪市内で行われた猛虎ドキュメンタリー映画「阪神タイガース THE MOVIE~猛虎神話集~」(14日公開)の先行上映会舞台あいさつに登場した。今年で球団創設85周年を迎えた猛虎の歴史が収録された同作に太鼓判。また、藤浪晋太郎投手(25)の復活に期待を寄せた。

 自信を持ってオススメした。今年が球団創設85周年の節目。猛虎の歴史が詰まった同作について、掛布氏がうれしそうに語る。「阪神の長い歴史が分かる映画です」。虎党を中心にこの日駆けつけた、400人以上の観客の前で太鼓判だ。

 世代を超えて楽しめる。「今の阪神ファンの方、オールドファンの方も楽しんでいただける内容になっていると思います」。同作に収められているのは球団唯一の日本一に輝いた85年の「バース、掛布、岡田のバックスクリーン3連発」など数々の名シーン。さらに「この映像を見ますと、阪神タイガースの『個の力』は巨人を勝っていますね」と、レジェンド選手の舞台裏も見どころに挙げた。

 歴史を振り返りながら、これから始まるシーズンへも目を向ける。舞台あいさつ中、一段と声のトーンを上げたのはこの日、宜野座キャンプでシート打撃に登板した藤浪のことだった。

 「この時期なら、バッターはまだ(状態が)できていないですから。藤浪くらいの球威があれば、打たれること自体が…。キャンプへ行きますので聞いてみます」。この日、打者5人に対し、長打2本、1四球を与えた内容を踏まえての発言。復活を目指す右腕を期待しているからこそ“現状”を思いやる。

 同時に台頭してほしい選手は若手の先発3投手だ。昨季、リリーフ陣を支えたドリス、ジョンソンが退団。ポイントに挙げたのは「秋山、青柳、高橋。この辺りで(規定)投球回に足りるくらいの先発投手陣が出ないと」と奮起を求めた。

猛虎に「風が吹く」

 猛虎に強い“追い風”が吹くと見ている。「85周年の今年は東京オリンピックもあります。64年の東京オリンピックの時も(阪神が)優勝していますし、そういう風が吹くと思います」。矢野阪神がリーグVを成し遂げ、新たな伝説になると信じている。

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