阪神・近本「日本一になりたい」フル出場宣言 関西元気文化圏賞「ニューパワー賞」受賞

 阪神・近本光司外野手(25)が27日、大阪府内のホテルで行われた関西元気文化圏賞の授賞式に出席。「ニューパワー賞」を受賞した。03年の阪神リーグ優勝時には、チームとして同賞の大賞を受賞。近本は当時小3で、星野阪神の18年ぶりVに感銘を受けたという。今度は自身の活躍で優勝、日本一に貢献したいと決意。1年間フル出場へ意気込んだ。

 凛とした表情を浮かべ、近本は壇上に上がっていった。昨季のセ・リーグ新人最多安打更新(159安打)や盗塁王などの功績が認められ、囲碁の仲邑菫初段(10)、フィギュアスケートの紀平梨花(17)とともに「ニューパワー賞」を獲得。「光栄です」と堂々と胸を張った。

 関西を元気にしたい思いが強い。贈呈式後の祝賀会ではスピーチで「笑顔や元気を与えられるように日本一になりたい」と力を込めた。実際、近本も03年の阪神優勝の勇姿に感動した思い出がある。

 「(03年の)優勝はずっと見ていました。当時小3くらいで…。星野さんが来て、チームが優勝。星野さんってすごいなあというのは思っていました」

 子どもながらにスポーツが持つ力を実感した瞬間でもあった。関西の阪神ファンを元気づけるには、35年ぶりの頂点しかないと近本は言う。「日本一になることこそがファンの方、地域の方が喜ぶことなので」。視界の先はチャンピオンフラッグだけを捉えている。

 日本一を目指すためにフル出場を視野に入れる。「昨季、1年間帯同できた経験がある。どの時期にどういう変化が起こったかも分かった。今年も大きいケガなしで、一度も離脱することなく、貢献できるように」と“ケガしま宣言”を打ち立てた。オフは入念なストレッチや酵素を摂取したりして「やれることをしています」と態勢を整える。

 授賞式には藤原崇起オーナー(68)も急きょ出席した。近本も「びっくりしましたね。少ない時間だったのですが『おめでとう』と言っていただきました」と笑顔。次は日本一に貢献し、大賞で同じ壇上に帰ってくる。

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