宜野座キャンプ どっぷり実戦漬け!第2クール以降の土日祝ぜ~んぶ対外試合

 阪神が来年2月の宜野座キャンプで、第2クール以降の土日祝日すべてで対外試合を予定していることが3日、分かった。8日の中日戦を皮切りに、期間中は10試合程度の対外試合を組む予定。今季大きく負け越した中日とは2試合を予定しており、新戦力のチェックなどキャンプ段階から情報を収集して苦手克服を図る。

 今年から9日も早まる2020年の開幕に向け、宜野座キャンプは実戦漬けの日程を組んだ。「誰かを喜ばせる」との方針を掲げる矢野監督。第2クール以降の土日祝日は全て対外試合が予定され、過去に例を見ない“ファンサービス”となりそうだ。その一端を球団関係者が明かした。

 「キャンプ中の土日は、全て試合を予定している。多くのお客さんに見てもらう中で、早まる開幕を想定したものになるのでは」

 現時点で全容は不明だが2月中には、10試合前後の対外試合を組んでいるという。過去、3年を振り返っても17年は4試合で、18、19年は6試合(いずれも1試合は中止)。来年は過去最多の試合数となり、ここに3試合前後の紅白戦が入れば、キャンプ期間の約半数が実戦を積む場になる。

 20年の対外試合初戦は8日の中日戦。以降、多くのファンの来場が予想される土日祝日は、全て実戦を組んでいる。ファンのためを思う矢野監督ならではの粋な演出だ。さらに現状、福留、糸井ら実績ある選手の高齢化が進んでいる。盗塁王を獲得した近本以外で若手の台頭が不可欠なだけに、多くのファンが集まる中で競争心をあおることが成長へつながる。

 また今季、10勝14敗(1分け)と負け越した中日と2月に2試合を組んだ。今年のキャンプでも3年連続で負け越していた広島と5年ぶりの練習試合を行い、情報を収集。その結果、13勝12敗と勝ち越しに成功しただけに、苦手にしたチームと対戦し、分析することのメリットは大きい。

 キャンプ後のオープン戦は11試合を予定。キャンプ中の実戦を合わせると、今年の24試合に迫る数を確保したことになる。レギュラーを狙う若虎にとって、まさにサバイバルとなる来年2、3月。開幕メンバーに名を連ねるべく、実戦漬けのプレシーズンが待つ。

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