木浪 無休宣言「来年は全試合」ファン感フレッシュ大賞受賞
阪神の木浪聖也内野手(25)が23日、来季の全試合出場を約束した。初参加となったファン感謝デーでフレッシュ大賞を青柳、近本と同時受賞。「来年は全試合出たいです」。打ち立てた思いを胸に刻み、青空に誓った。
今季は7月26日に不振から2軍へ降格。なかなか調子が上がらず、「本当に毎日がつらかった」と振り返る。113試合の出場に終わった今季。出られなかった30試合の差を埋めるために-。求められる技術、結果、体の強さ。木浪はまっすぐな瞳で、無休での野球漬けを宣言した。
「体を休めるというよりは、このオフは少しでも野球のことを考える時間を作って過ごしていきたい」
所用などで、練習できない日もあるだろう。だが、木浪はそのわずかな時間でも頭の片隅に野球のことを入れるという。全ては来季の飛躍のために。満員の甲子園を見渡すと、「来年はビジターでも本拠地でも活躍できるように、準備していきたい」と前を向いた。
今回のファン感謝デーは“華の甲子園組”と“涙の地方大会組”に選手が分かれていた。後者の木浪は「(高校時代は)全部負けたので」と北條を静かに見やる。同学年で、同じポジション。ライバルの存在を、全試合出場への糧にする。