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球児 超速始動!名球会より優勝 原点の地で不惑の誓い「この腕の力があるうちに」

 寒空の下、キャッチボールする藤川
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 阪神・藤川球児投手(39)が22日、来シーズンへ向けて鳴尾浜で本格的に始動した。東京五輪の影響で今年よりも1週間早まる開幕をにらみ、例年よりも約2週間早めに調整を開始。来年7月に不惑の40歳を迎える右腕は、日米通算250セーブまで残り7と迫った名球会入りよりも、05年以来のリーグ制覇を最優先に考えることを明かした。

 納会を終えた翌日、寒空の下で守護神が来季へ向けて動き出した。近本や木浪ら若手選手が汗を流す鳴尾浜。そこで藤川が一球、一球、丁寧に感覚を呼び起こすようなキャッチボールを開始した。

 「きょうからスタートですね。鳴尾浜に来たということは、初心で来年に向かってのスタート。僕にとってはここがいつもの最初だから」

 例年同様、初心を思い起こすために若手時代に鍛錬の日々を過ごしたグラウンドで始動。変わらないルーティンだが、これまでと異なるのは自主トレスタートの時期だ。

 来季は夏場に東京五輪が開催されるため、3月20日の開幕と、今シーズンと比べて9日も早い。万全の準備を整えるため、日程をにらみながら“超速”で動き出した。

 「(例年より)2週間ぐらい早いだけ。12月15日くらいからやっていたから。来年(開幕が)早いので、それだけ。いい準備をしていく時期にもう入りましたね」。さらに来年7月には40歳を迎える。不惑のシーズンとなるが、右腕にとって年齢は関係ない。

 今年は7月下旬からストッパーを任されるなど、56試合に登板して4勝1敗、23ホールド、16セーブ、防御率1・77と抜群の安定感を誇った。「年齢に関係なく(結果を残すと)約束してやっている以上、それが普通のこと。年齢とかいうより、勝たないとね」と言い切った藤川。四十にして惑わず-という言葉をなぞるように「迷うことはないですね。何かを成し遂げたいとか、個人的な要求がないので」。あと7に迫った名球会入りの条件となる日米通算250セーブ達成よりも、その視線が見据えるのは優勝の2文字だけだ。

 チームは05年以降、優勝から遠ざかっており、その味を知る選手も少なくなってきた。「チーム全体として今年よりも上にというのが絶対条件。この腕の力があるうちに」。藤川は再び迎える歓喜の瞬間を思い描きながら、プロ22年目の戦いに向けて準備を整えていく。

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