初回に不運 不可解判定が絡み2点を献上 矢野監督もぶ然
「阪神-中日」(12日、甲子園球場)
阪神が初回、不可解判定などで2点の先制を許した。
この回、先発・才木の制球が定まらず、先頭の京田に中前打を浴びると、1死を挟んで連続四球で満塁。続く高橋の打球だった。一塁線を襲った打球に対して、一塁・マルテが追ったが、グラブに当たった後に右翼ファウルゾーンに転がった。
ファウルゾーンで捕球したかに見え、マルテはファウルだと確信した動きで球を追わなかったが、一塁・佐藤審判はフェアのジャッジ。二走・平田も一気に生還し、2点を失った。
矢野監督もベンチを飛び出し、抗議。球審・土山を中心に、4審判が集まって協議されたが、判定は覆らなかった。その後、一塁・佐藤塁審も駆け寄って、約2分ほどの話し合いが行われたが、説明を受けた矢野監督はベンチに戻った。
なお、今年1月に12球団監督会議が開かれ、今季も塁審より前の打球に関しては、プレー検証の対象にはならない方針が説明されている。同日の会議では、塁審より前の打球を判定した審判が判定に確証がない場合、審判団は協議するが、映像で再確認をしないため、決定的な証拠がない限りは簡単に判定を変えない方針を説明されている。
才木は後続を断ったが、後味の悪い2失点となった。