原口が術後初マスク 九回守備で石崎とバッテリー

9回、オリックス打者・杉本裕太郎の時、阪神・石崎剛の投じたボールを捕逸する阪神・原口文仁=鳴尾浜(撮影・北村雅宏)
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 「ウエスタン、阪神-オリックス」(10日、鳴尾浜球場)

 大腸がんからの完全復活を目指す阪神・原口文仁捕手(27)が、術後初めて捕手の守備に就いた。

 8日の同中日戦で代打出場し、実戦に復帰すると、翌9日の同戦で「5番・DH」でスタメン出場。実戦復帰後、2試合目にして初安打を放っていた。

 この日は八回、2死走者なしの場面で代打出場。成瀬と対し、浅い中飛に倒れていた。その後、九回の守備でマスクをかぶると、石崎とバッテリーを組んだ。先頭の頓宮に左前打を浴びると、続く杉本との対戦では、空振りした球をパスボール。二塁進塁を許した。

 だが、ここでバッテリーも踏ん張り、杉本、宜保を遊飛に抑えると、最後は西村を遊ゴロに打ち取って無失点で切り抜けた。鳴尾浜球場のスタンドは満員の観客が詰め掛け、入場制限がかかるほど盛況。大きな拍手と声援を受けながら、さらにステップを踏んだ。

 11、12日の2軍・オリックス戦(上富田)で、復帰後初となる遠征にも帯同する予定。1軍昇格に向けて、1歩、1歩、着実に復活ロードを歩んでいる

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