矢野監督「良くなりそうな兆しがね…」ガルシアの抹消決断 3戦連続7失点

 6回、厳しい試合展開を見つめる矢野監督(左から2人目)ら阪神首脳陣(撮影・田中太一)
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 「ヤクルト9-5阪神」(16日、坊っちゃんスタジアム)

 阪神・矢野監督が3戦連続7失点KOのガルシアの2軍落ちを決めた。

 3度続けての背信投球に決断せざるを得なかった。「よくなりそうな兆しが(見えないので)ね…」。ヤクルトに大敗を喫し、カード初戦を落とした試合後、矢野監督が厳しい表情を見せた。

 チームにとって相性のいい球場のはずだった。阪神の坊っちゃんスタジアムでの成績は12試合8勝4敗、勝率・667。

 この日も初回に大山のタイムリーで6試合ぶりに先制点を奪うなど2得点。幸先良くスタートを切ったはずだった。

 誤算はガルシアだった。直後のマウンド。先頭の太田、青木に連打を浴びると制球が定まらない。山田、バレンティンに連続四球。自滅の形で押し出し四球を与え、1失点。雄平の併殺崩れの間に同点とされた。

 西浦は抑えたが、続く村上には1ストライクから甘く入った直球をとらえられ、右翼へ3ランを被弾。

 さらに二回、1死から山田哲に中堅フェンス直撃の三塁打を浴びると、バレンティンの四球後、雄平には一、二塁間を破られた。ここでベンチは守屋にスイッチ。58球での降板となった。

 ガルシアは初登板となった2日の巨人戦(東京ドーム)で4回7失点KO。続く9日のDeNA戦(甲子園)でも、4回7失点で降板していた。結果的に来日最短となる1回1/37安打7失点KOだった。防御率19・29と跳ね上がった。

 矢野監督は「ここ(1軍)にいると、どうしても結果を(求めるから)ね。ガルシアは真面目やから責任を感じているし」左腕の胸中を代弁。その上で「結果ばかりを求めるというよりも、いろんなモノにトライしていく時間にして、また帰ってきてくれたらいいと思う」と期待を込めた。

 チームは開幕から16試合目にして早くも10敗目。首位・ヤクルトとは5ゲーム差、借金は4に。週頭の火曜日から5投手をつぎ込んだのも痛手。投手陣に余裕のある状況ではないだけに、これからも苦しい戦いを強いられる。

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