梅ちゃん2発 奇跡逆転のろし 好機演出猛打ショー
「巨人8-9阪神」(26日、東京ドーム)
夢中で白球に食らいついた。敗戦ムード漂う東京ドームの重い空気を振り払う千金弾。阪神・梅野が一振りで流れを引き寄せた。
「3タテだけは絶対にされたくないという思いで挑んでいた。打線がなかなか乗れない中で、点を取られてしまってチームの士気が下がってしまっていた。そこで打てたことはよかった」
5点ビハインドの八回だ。1死一塁で打席へ。沢村の投じた1ボールからの2球目、真ん中付近に甘く入ってきた153キロ直球を逃さなかった。力強く振り抜かれた打球は、一直線に左中間席へ到達。自己最多となる8号2ランで3点差へと詰め寄った。
この一発が反撃ののろしとなり、猛攻開始。俊介の2点二塁打で1点差とすると、代打・伊藤隼の右翼フェンス直撃2点三塁打で逆転。この回一挙6点を奪い、試合をひっくり返した。
劣勢の状況を打破しようと必死だった。2点を追う四回には、先頭で打席を迎えると右翼ポール直撃のプロ通算20本塁打となる7号ソロ。六回には得点にはつながらなかったが、1死走者なしから中越えの二塁打を放ち、チャンスを作った。
常に考えるのがチームの勝利。「先輩、後輩は関係ない。勝つために何がいいのかを考えて。それを要求するようにしている」。岩貞や小野ら若い投手だけでなく、藤川や能見など年上の投手にも自分の意見を伝え、勝機を引き寄せる手を考えて試合に臨む。
打席でも意識は同じだ。「諦めずに打席に立つ」。投手を助けるために点を取られて迎える打席では、より一層集中力を高めて相手投手と向き合う。
「きょうはこういう戦い方ができたのはよかった」。終盤での粘り。勢い付く白星。この流れを逃すわけにはいかない。
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