ロサリオ抹消へ 来季残留暗雲、アピールの場なし

 「巨人8-9阪神」(26日、東京ドーム)

 阪神のウィリン・ロサリオ内野手(29)が27日に出場選手登録を抹消される方向であることが26日、分かった。重要な勝負の9月を前に2度目の2軍降格。アピールの場を失うだけに、来季契約に暗雲がたちこめてきた。

 劇的な逆転勝利をベンチで喜びながらも、ロサリオは期待を裏切った。初回1死満塁から、初球のボール気味の外角低め変化球に手を出して最悪の遊撃併殺打に。三回は四球で出塁したものの、五回1死の3打席目は力ない遊ゴロ。その裏に望月と代わってベンチへ。寂しい途中交代という結末を迎えた。

 ここまで75試合で打率・242、8本塁打40打点。単年300万ドル(約3億4000万円)の高額契約に見合う活躍を見せられていなかった。来季に関しては球団側に選択権のあるバイアウト契約を結んでおり、期待通りの活躍を見せれば、球団側はシーズン終了後すぐにオファーを出す構えだったが…。

 もちろん、9月に入って再昇格を果たし、そこで汚名返上の活躍を見せる可能性も残っている。ただ、大事な時期を前にした2軍降格でアピールもできず、残留ピンチという現実は避けられない。

 また、ロサリオと共に中谷も抹消予定で、代わって陽川と板山が昇格する方向。陣容を再編成し、ロード明け初戦の28日・ヤクルト戦を戦う。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

タイガース最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス