メッセンジャー、来日9年目で自己ワースト12安打10失点の大乱調

 「阪神-中日」(3日、甲子園球場)

 阪神・先発のランディ・メッセンジャー投手(36)が5回2/3を投げ、来日9年目でいずれも自己ワーストとなる12安打10失点で降板した。236試合目の登板だった。

 初回から、中日打線に打ち込まれた。2死走者なしから、連打と死球で満塁。このピンチで6番・高橋と7番・福田に連続適時打を許し、死球を挟む4連打で4失点。初回だけで4失点は2016年4月22日の広島戦(マツダ)以来、2年ぶりの屈辱だった。

 その後も再三のピンチを背負うが、粘りの投球。投手直撃の打球も投ゴロに抑え、スコアボードに0を刻んでいた。それでも五回。またも2死走者なしから、ビシエドに二塁打を許すと、その後アルモンテの打球を遊撃・熊谷が後逸し、さらに1点を失った。

 ノックアウトされたのは六回。福田&松井雅に連打を許し、2死一、二塁で上位打線に回すと、大島には四球。満塁となった。ここで京田に2点適時打を浴びると、続く平田には適時内野安打を許しKO。ここで金本監督が交代を告げたが、2番手のマテオも適時二塁打を浴びた。この回一挙5失点。中日打線の猛攻を止められなかった。

 メッセンジャーにとって3年連続の2桁勝利をかけた一戦。先発として、仕事を果たせなかった。

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