鳥谷2001安打目がサヨナラ打 「正直、打ててホッとした」

 「阪神2-1DeNA」(9日、甲子園球場)

 阪神が延長十二回、サヨナラ勝ちし、今季70勝目に到達。4時間19分にも及んだ試合を決めたのは、前夜メモリアルを達成したベテランの意地の一振りだった。

 この回、2死無走者から糸井が右翼線へ二塁打を放ち、出塁。大山が敬遠で歩き、さらに暴投で二、三塁となったところで、中谷も敬遠され2死満塁。ここで打席に入ったのが、前日に2000安打を記録したばかりの鳥谷だった。

 1ボール1ストライクからDeNA・三嶋の投じたストレートをはじき返すと、打球は二塁手・柴田のグラブをかすめるようにして、中前へと抜けていった。鳥谷にとっては自身9度目のサヨナラ打となった。

 お立ち台に上がった鳥谷は「延長12回でしたし、たくさんの人の前で打てて良かった」と土壇場での一打を振り返った。目の前で中谷が敬遠されたことも闘志に火を付けた。「中谷が敬遠されたので、何とかサヨナラしたいという思いで打席に立ちました。正直、打ててよかったとホッとしたのが一番ですけど」と安どの笑みを見せた。

 2001安打目が値千金の一打となった。「それまで凡退していたので、2001本目がいい形で出たと思います」と話した鳥谷。次なる目標を尋ねられると、「個人的な目標はないですけど、チームとして優勝目指して頑張っていきたいと思います」と意気込んでいた。

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