メッセンジャー7勝目 菅野置き去り!単独セ界一 意地見せた熱投124球

 「交流戦、オリックス2-3阪神」(8日、京セラドーム大阪)

 マウンドでは怒りを隠さず、阪神・メッセジャーが激しくほえた。前回の反省を生かすように、粘りを見せた124球。1点リードでの降板だが5回2/3、6安打2失点に悔しさが残る。ハーラー単独トップの7勝目。笑顔なき1勝に意地を見せた。

 「バランスが悪く、力みすぎた。しっくりこないまま投げ続けてしまった」。2点リードの六回だ。2死二塁で代打・モレル。2-2から高めに浮いたカーブを狙われた。深々と左中間を破られ、適時二塁打で1点差に。ここで降板したが、代わった桑原が代打・駿太を二ゴロに抑えた。

 この日も序盤は苦しんだが、同じ失敗は繰り返さなかった。前回1日のロッテ戦。初回に3失点で2敗目を喫した。「早く投げたい」と雪辱を秘めた1週間。二回までに58球を要したが、粘りの投球で逆転につなげた。「経験ある投手。信頼しています」とは香田投手コーチ。カーブの制球に苦しんだが、要所は直球で切り抜けた。

 「守備に助けられたね。いつもハードにプレーしてくれる。自分自身、調子が悪いと思っていないんだけど。序盤にしっくりこないことが多いから、しっかりと修正したいね」

 六回には右翼・中谷が、中島の大飛球を好捕。オリックス戦は登板4試合目で初勝利だ。「次回、何か見つけて修正してくれる。悪いなりによく抑えてくれた」。金本監督はねぎらい、全幅の信頼を寄せた。「勝てたことがうれしい。チームメートに感謝したいね」とメッセンジャー。薄氷の勝利に笑顔で反省し、助っ人エースは次戦での雪辱を約束した。

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