阪神、9点差の大逆転劇 梅野が勝ち越し打、糸原が同点打

7回阪神2死一・二塁、右前に同点の適時打を放つ阪神・糸原=甲子園(撮影・高部洋祐)
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 「阪神-広島」(6日、甲子園球場)

 阪神が一時9点差あった試合を引っくり返した。

 六回に一挙7点を奪い、いい流れのまま七回のラッキーセブンを迎えた。1死後に代打・江越が登場。今季初安打となる左前打で出塁すると、中谷も左前に運び一、二塁の好機を作った。

 打席に入ったのは鳥谷。1球目を捉えたが右翼ポール際にファウル。カウント3-2からの7球目を打つと打球は二塁方向へ飛んだ。これを二塁の西川がはじく。

 それを見て二走の江越が一気に本塁へ突っ込む。遊撃の田中が捕球しホームへ送球すると、タッチプレーで際どいタイミングになった。ヘッドスライディングで飛び込んだ江越に石原のタッチが間に合ったが微妙な判定になったが、ビデオ検証の結果、当初の判定が覆り「アウト」が宣告された。

 仕切り直して2死一、二塁の好機。まずは糸原が一、二塁間を破る同点適時打を放ち、追いついた。さらに梅野が右中間を破る2点適時三塁打を放ち大逆転に成功した。11-9となり、聖地は今季一番の大歓声。逆転した直後の八回の守備までどよめきが止まらなかった。

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