北條 期待に応えた先制二塁打 使ってくれるなら痛みもなんの!

 「ヤクルト2-4阪神」(13日、神宮球場)

 攻撃的な思考で挑みかかった。「サインは『打て』だったので、思いっきりファーストストライクからいこうと」。阪神・北條が猛虎を連勝へと誘う先制打で前半戦ラストを飾った。

 見せ場は二回だった。先頭の高山が四球で出塁し出番がやってくる。狙い球をイメージしながら打席へ入り、敵の先発・館山をひとにらみ。いきなり初球に来た直球をたたいた。「思い切って自分のスイングをすることができました」。左中間を破る先制適時二塁打は6月28日のDeNA戦以来の打点、タイムリーに限れば同24日の広島戦以来となる一打だ。

 痛いなどとは言っていられない。12日のヤクルト戦で左膝に死球を受けるも出場し続けた。この日の室内での試合前練習では、金本監督から左膝への気遣いの言葉をかけられる一幕も。使ってくれる期待に応えたい。そんな思いがプレーを支えている。

 言葉の端々からレギュラーの自覚が出始めた。先制打の後は3三振を喫し反省材料も。「(チームは)負け越しているので、(後半戦で)巻き返せるように頑張らないと」。この日で20試合連続スタメン出場。自分のことと同時にチームの現状を思う責任感を胸に後半戦の反攻へのキーマンとなる。

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