岩田が全勝宣言!まずマエケンに雪辱や
2日・広島戦(甲子園)に先発する阪神・岩田稔投手(31)が1日、甲子園でキャッチボールなどで最終調整し、残り登板試合の全勝を宣言した。今季はここまで7勝。自身6年ぶり2桁勝利まであと3勝に迫る。2週連続で対決するマエケンに投げ勝ち、弾みをつける。
決意に満ちた表情で全勝宣言した。岩田はここまで7勝(7敗)を挙げ、6年ぶり2桁勝利まであと3勝。シーズン残り5、6試合に登板する見込みで、決着の9月へラストスパートをかける。
「(目標は)もっと高いところに持っていた。かみ合わなかったので。(残り試合は)全部勝ちたいです」
オフにシーズン15勝を宣言して自分にプレッシャーをかけた。今季は前半から安定した投球を続けたが、他球団のエース級と投げ合うことが多く思惑通り白星は伸びなかった。
マエケンと投げ合った前回8月27日・広島戦(マツダ)もそうだった。エルドレッドのソロ1本の7回4安打1失点に抑えたが、無念の敗戦投手に。2日も再びマエケンと投げ合う。2週連続広島戦の登板に、「逆にやりにくい」と率直な思いを明かしたが、「全力を尽くしてチームが勝てるようにしたい。いつも通り頑張るだけです」と力を込めた。
ペナントレース残り25試合。現在2位ヤクルト、3位巨人と1ゲーム差。今後は一戦も落とせない厳しい試合が続くが、左腕は自然体だ。シーズンを通して、1試合にかける思いは変わらない。
「最初から最後まで大事。時期がアレやから気持ちを入れるとか、器用なことはできないので。僕にとっては毎試合が大事。甲子園?どこも一緒。やることは変わらないです」
この日は小雨舞う中、キャッチボール、ショートダッシュで最終調整した。2日広島戦(甲子園)後はフル回転が期待される。中5日で8日巨人戦、中4日で13日広島戦(ともに甲子園)に向かうプランも浮上。岩田の2桁勝利、全勝宣言が現実となれば、リーグ制覇も大きく近づくはずだ。