横山凱旋完封!故郷・山形でアピール
「2軍交流戦、楽天0-3阪神」(9日、荘内銀行・日新製薬)
圧巻の凱旋登板だった。故郷・山形で先発した阪神ドラフト1位ルーキーの横山は106球を投げ、2安打無失点。プロ入り初の完封勝利は、チームにとっても今季初の完封だった。「地元のファンの前で、アピールできて良かった」と背番号15は満面の笑みを浮かべた。
最大のピンチは2点リードで迎えた五回だった。先頭のフェルナンドに右前二塁打を許したが内田を三ゴロに抑え、続く大坂谷と下妻は連続三振に仕留めた。九回も先頭打者に出塁を許したが、最後までストライク先行の投球は変わらず完封。この日は直球、変化球とも制球が定まり1死球を与えたのみだった。
観戦に訪れた父・康則さんは「躍動していたなぁ」と息子の活躍に目を細めた。山形中央高時代の同級生で、野球部のマネジャーだった鈴木百依さんからも「お疲れさま。次も頑張って」とエールを送られた。
横山は「緊張は多少していたが、完封できて自信になった」。地元での快投をきっかけに、さらなる飛躍をしてみせる。