会沢正捕手奪取へ!黒田さんと組む

 広島・会沢翼捕手(27)が14日、来季のレギュラー奪取を誓った。今季はシーズン終盤に出場機会が激減し、93試合の出場に終わった。その屈辱をバネに課題のリード面を磨き、現役続行を決めた黒田博樹投手(40)との黄金バッテリーを形成する。

 会沢は声を弾ませ、表情を崩した。「チームとしてプラスだし、僕にとっても同じ」。日米通算19年を戦い抜いてきた黒田。成長するために、その豊富な経験を吸収できるチャンスがまた来年も続くのがうれしかった。

 開幕スタメンを勝ち取りながら、正捕手の座をつかめなかった。課題の一つがリード面だ。今オフは持ち味の打撃を磨きながら、自身の試合を映像で振り返り配球面を見直している。「忘れないことが大事。良かったところ悪かったところがある」。対戦相手の情報を書きとどめてきたノートも見返し、飛躍への糧としている。

 この日はマツダスタジアムで約2時間、ウエートトレーニングで体を動かした。来季は石原や即戦力のドラ4ルーキー・船越(王子)らとのサバイバルレースに挑む。「黒田さんの投球術や向かっていく姿勢は目に焼き付いた。それを若い選手たちに教えて引っ張っていきたい。もちろん黒田さん以外の投手のマスクもかぶりたい」。課題を克服して今度こそ正捕手の座へ。会沢が独り立ちする。

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