呉昇桓が来日 江夏氏に弟子入り志願
阪神の呉昇桓投手(32)が27日、関西国際空港着の航空便で来日した。2月1日から始まるキャンプで臨時コーチとして指導にあたる江夏豊氏(66)について「色んな話をしてみたい」と日韓守護神の融合に意欲を見せていた。
聞きたいことは山ほどある。呉昇桓が目を輝かせたのは江夏臨時投手コーチについて問われた時だ。
「すごい人だと聞いている。色んな話をしてみたい。聞きたいことはもちろん技術的な部分。覚えられるなら覚えていきたい」
来日1年目の昨季、見事に最多セーブ投手のタイトルを獲得。それでもどん欲な姿勢は変わらない。日本で206勝193セーブを挙げたレジェンドへの弟子入りを志願した。
すでに肉体面はグアム自主トレで、追い込んできた。
「グアムでしっかり体づくりをやったので体は去年よりいいと思います。自分でも期待している」
ウエートトレーニングだけではなく、遠投も80~90メートル近くを投げたと言い、ブルペン入りはしていないものの「いつでも入れる状態」と仕上がっている。
昨年以上の肉体に伝説の左腕から新たな技術を学べば敵なしだ。昨季は巨人との対戦成績が悪く、交流戦では打ち込まれる場面が目立ったが「巨人?強いチームだが、自分が弱いとは思っていない。パ・リーグだからといって恐怖心はない。コンディションが悪かっただけ。今年は平均して抑えたい」と力強い言葉があふれ出た。さらに強さを増した鉄壁の守護神が見られるかもしれない。