西岡回復アピール 復帰へ「思い強い」

 左肩の脱臼や左右の肋骨(ろっこつ)骨折などで離脱中の阪神・西岡剛内野手(29)が13日、西宮市内の鳴尾浜球場でのリハビリを開始した。屋外でダッシュやキャッチボールを行い、室内練習場ではティー打撃を敢行するなど精力的な動きを見せ、早期復帰への思いのほどを示した。

 アクシデントから約1カ月半。チームメート、そして虎党の期待に応えるかのように、西岡の背中には気合の色がにじんだ。

 「動き?見てもらった通りです」。力強い言葉に、順調な回復ぶりがうかがえる。外野でのダッシュ、約50メートルの距離でキャッチボールを行い、室内ではティー打撃、その後も施設内で体幹トレーニングなどのメニューを消化した。

 3月30日の巨人戦(東京ドーム)。飛球を追って右翼・福留と激突。救急車で緊急搬送され、鼻骨骨折、左右の肋骨骨折、左肩鎖関節の軽い脱臼という大ケガを負い、離脱を余儀なくされた。

 「チームにとって最悪のことをしてしまった」と悔やむ西岡。ただ、「早く復帰したいという気持ちにさせてくれたのもファン、そしてチームメートの言葉だった。期待に応えたいという思いは強いです」と復帰への思いを強くしていった。

 「動けない状態でグラウンドに来ても、チームのプラスにはならない。球団にも無理を言って時間をもらった」とシーズンを戦うチームを気遣い、甲子園の施設内や自宅周辺で、人知れずリハビリを続けてきたという。

 鳴尾浜でのリハビリ開始は、一段階ギアが上がった証拠でもある。順調ならば前半戦中の復帰に期待も掛かるが、本人は慎重だ。

 「道具を使った動きは始めたばかり。完治はしてないので、ここからが大変。心は急いで、頭は冷静に、自分をコントロールしていきたい」。万全の状態で聖地を躍動する。そのために、今は最善を尽くすだけだ。

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