西岡が抹消…左膝限界2軍リハビリ
猛虎に最大の危機だ。阪神・西岡剛内野手(29)が30日、出場選手登録を抹消された。今季はここまで82試合出場で打率・275、3本塁打、6盗塁。前半戦から左膝の痛みを耐えて猛虎をけん引したリードオフマンが、患部悪化により2軍調整を余儀なくされた。代わって黒瀬が昇格した。
西岡の左膝が限界に達した。これまでも患部に痛みがありながら、プレーを続けてきた。だが、後半戦に入り26日のDeNA戦を欠場。27日の第2戦はスタメン復帰も、翌28日には再び欠場という状態となっていた。
前日には和田監督が「(試合に)出ると次の日が…という感じ。それが落ち着いてこないと」と、休養を取らせながらの起用も視野に入れていた。だが、休みが明けても状態は快方に向かわず。登録抹消が決まった。
和田監督は「一時は、出ながらも現状維持か状態が上がってくればと思ったが、今は逆に出ては悪くなっての繰り返し。ある程度の期間が必要」と説明。この日、西岡はクラブハウスで治療後に帰宅。31日からは鳴尾浜でリハビリを開始する。
再登録は8月9日以降。だが指揮官は「こちらは最短を目標としているが、いつ(状態が)上がってくるかを見ないと」と慎重な姿勢。最悪の場合、長期離脱の可能性もある。同じく今季加入の福留、日高らに続き西岡も戦列を離れた。猛虎が最大の試練に見舞われている。
関連ニュース
