新井、予定外の屋外フリー…復活へ順調

 右肩後方関節唇(しん)損傷から復活を目指す阪神・新井貴浩内野手(36)が7日、鳴尾浜の屋外で打撃練習を行った。権田トレーナーは「室内で行う予定が、残留練習でグラウンドが空いていたため外でしました」と説明。予定外の“屋外フリー打撃”となったが、60スイングで4本の柵越えを放った。

 春季キャンプ中に背中の強い張りを訴えてからは、屋外で打撃練習はしていなかった。まだ本格的なものではなく、「慣らし程度」と軽めのスイングだったが、鋭い当たりを連発。左翼方向への4発は順調な経過を物語っていた。

 5日に再開した一塁ノックをこの日も軽快にこなした。二塁や本塁への強い送球も問題はなく、走塁と守備は安定した状態をキープしている。

 8日の打撃練習は再び室内で行う予定だが、完全復帰へ着実に進んでいる。権田トレーナーは「試合前の打撃練習に参加する日が近くなってきたかなという感じです」と、近日中の本格的なフリー打撃再開を示唆した。新井は開幕を目指して一歩ずつ歩んでいく。

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