道頓堀・戎橋での「飛び跳ね」はなし 事前に注意喚起 W杯日本戦で

橋の一部を閉鎖する大阪府警=道頓堀(撮影・持木克友)
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 日本代表がサッカーW杯でベルギーに敗れた3日未明、大阪・道頓堀の戎橋には、多くのサポーターが詰めかけ、日本代表の健闘をねぎらった。戎橋を巡っては、セネガル戦後の6月25日未明に、サポーターが橋の上で飛び跳ねるなど危険な行為を行い、大阪市の吉村洋文市長らが注意喚起する事態となっていた。

 市は橋の欄干に「飛び込み危険」「飛び跳ねないで」と書かれた注意書きを掲示するなど、注意を喚起。大阪府警はこの日も戎橋の西側を封鎖するなど、警戒にあたった。関係者によると、前回ポーランド戦と同規模の80人体制で警備に臨んだという。

 試合後には続々とサポーターが集まり、午前5時15分頃には300人ほどのサポーターが戎橋に集結。その後も「おー、ニッポン」「ありがとう」などと断続的に一部サポーターが声をあげる場面はあったが、前回のポーランド戦後とは違い、人々が一斉に飛び跳ねるなどの行為は見られなかった。近くのバーで観戦していたという20代男性は「残念だが、よく頑張ったと思う。ありがとうございました」と選手をねぎらった。

 この日も20人ほどのサポーターが道頓堀川に飛びおりたが、大きな混乱はなく、午前5時半頃には近くの店舗の店員らがゴミ拾いを行い、午前5時50頃には警察関係者も撤収した。警察関係者によると、午前5時50分時点でけが人の情報はないという。

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