サッカー日本代表ＦＷ本田圭佑（ＡＣミラン）がオーナーを務めるマネジメント事務所「ＨＯＮＤＡ　ＥＳＴＩＬＯ（ホンダ　エスティーロ）」のグループ企業「ＨＯＮＤＡ　ＥＳＴＩＬＯ　ＵＳＡ　Ｃｏ．，　Ｌｔｄ．（ホンダ　エスティーロＵＳＡ）」法人が、米・ロサンゼルスで来年１月１日から「ＳＯＬＴＩＬＯ　ＦＣ　Ｌｏｓ　Ａｎｇｅｌｅｓ（ソルティーロＦＣロサンゼルス）」としてチームを発足させると発表した。

　米国西海岸、カリフォルニア州のサンバーナーディーノにあるサッカー施設で今月１４日、来年１月１１日、１８日、２５日にトライアウトを行う。

　同クラブは、「サザン　カリフォルニア　サッカークラブ」というクラブのユースチームの運営権を「ホンダ　エスティーロＵＳＡ」が得たことで設立された。カテゴリーはＵ６～Ｕ１４の計９チームとしており、今後地域リーグのＣＳＬ（Ｃｏａｓｔ　Ｓｏｃｃｅｒ　Ｌｅａｇｕｅ）に参戦し、各カテゴリーでの優勝を目指すとした。

　また、日本各地で展開されているスクールとの連携や、オーストリア２部の「ＳＶホルン」を通じ欧州でプレーする可能性も提供できるとしている。

　本田はチーム設立に際して事務所を通じ、「例えば、ヨーロッパのビッグクラブの監督は、当然ながら練習メニューを毎日作っています。しかし、そのトレーニングメニューの内容は、明日の試合に勝つためのものが多いです。理由はシンプルで、勝たないと解雇されてしまうからです。それは、長い目で選手を成長させるトレーニング方法ではありません。私が必要だと考えているのは、１３歳～１８歳の年代の子ども達に対して、長期的にプロとして活躍していくための成長戦略が必要です。そのためのメニューでないといけません」と、長い目で選手育成をする場が必要だと力説。

　「１４歳や１５歳で試合に勝つ必要はありません。選手として成長できれば、別に負けてもいいと思います。私は日々、ミラン、モスクワ、オランダ、日本代表で『こういうトレーニングをしたら良い』と思うメニューを日々ストックしてきました。そのメニューを子ども達に教える必要があり、ＳＯＬＴＩＬＯで提供していくことが出来ます」と自信の経験を踏まえた育成を提供することに自信をのぞかせた。