清武時代だ 香川押しのけトップ下先発 原口先制弾を絶妙アシスト

 「W杯アジア最終予選、日本2-1イラク」(6日、埼玉スタジアム2002)

 サッカーの18年W杯ロシア大会アジア最終予選は6日、各地で行われ、B組の日本はイラクを2-1で下した。ホーム2戦目での初勝利で2連勝し、通算2勝1敗で勝ち点6とした。イラクは3連敗。日本は香川(ドルトムント)に代わって先発したMF清武弘嗣(26)=セビリア=が、FW原口(ヘルタ)の先制ゴールをアシストするなどチームをけん引した。

 清武時代の幕開けか。香川に代わってトップ下で先発した清武が、原口の先制弾をアシストするなど躍動した。

 なめらかなボールタッチは健在。前半26分、原口の先制弾をアシストするニアへのクロスはもちろん、前半13分には華麗なトラップで相手をかわし、前線に抜け出そうとするFW岡崎へ絶妙なパス。前半11分にはエリア外から左足で自らシュートを放つなど、積極的に攻撃に絡んだ。「持っているものを全部出したい」と話していたとおり、プレーで日本代表をけん引した。

 「プレッシャーはあるし、初戦で負けている分危機感も増した。この1試合は本当に大事。ホームではやっぱり勝ち点3を取らないと」。自らを追い込み、自らに打ち勝った。

 帰国当初は不安もあった。チームでは公式戦4試合連続で出場なしの状況だっただけに、試合へ向けたコンディション調整はこれまでとは異なった。清武自身も「何をもって“試合勘”と言うのか。すぐ鈍るものじゃないとは思うけど、これだけ試合に出ていないのは僕自身初めてだし、どうなるのか自分でも分からない」と吐露していた。しかし、すべては杞憂(きゆう)に終わった。

 「ちょっと嫌な雰囲気だったけど、(山口)蛍が決めてくれて安心している。最終予選は本当に厳しいので僕も、もっともっと成長していかないといけない」。香川の代役としてではなく、清武自身がロシアW杯へと続く道を切り開く。

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