モウリーニョ監督 お忍び視察も主役に

 サッカーのイングランド・プレミアリーグ、チェルシーのモウリーニョ監督が、自身の指揮するチームとは関係のないところでピッチ上の選手に替わって“主役”に押し上げられた。13日のスペイン紙マルカ、アスが報じた。

 12日に行われた欧州選手権予選のウクライナ-スペインでのこと。モウリーニョ監督はスペイン代表に招集されている3人の支配下選手(FWペドロ、MFセスク、DFアスピリクエタ)のチェックのほか、欧州チャンピオンズ・リーグでチェルシーが対戦するディナモ・キエフの7選手がウクライナ代表でプレーしているため 敵情視察のため現地入りした。また新たにウクライナ人FW獲得を検討しているとの説もあり、合計3つの目的を持ってキエフ入りしたという。

 問題は宿泊ホテルがスペイン代表チーム、さらには数人の同国メディアら関係者と一緒だったこと。すぐに顔がバレて記念写真を求められるなど、ちょっとした騒ぎに。インタビューには応じなかったものも監督は報道陣とあいさつを交わしたという。

 そして、試合途中では氷点下のスタンドでジャケットのフードを頭にすっぽりかぶって観戦。その様子がアップで試合中継のテレビに映し出されスペイン視聴者にとってはインパクト抜群の登場となった。その後一部ネット上では監督の顔を映画スターウォーズの悪役、ダースベイダーをイメージしたものに加工されたものが出回るなど反響を呼んでいる。

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