オシム氏認めた、ハリルホジッチ氏照会

 サッカーの元日本代表監督、イビチャ・オシム氏(73)がサラエボで共同通信の取材に応じ、次期日本代表監督として日本協会が最優先候補としているバヒド・ハリルホジッチ氏(62)について、同協会から照会があったことを認めた。

 昨年のW杯ブラジル大会でアルジェリアを16強に導いたハリルホジッチ氏は、同じボスニア・ヘルツェゴビナ出身。W杯でボスニア・ヘルツェゴビナを率いたサフェト・スシッチ氏(59)に関しても問い合わせがあったことを認めたオシム氏は2月27日、「彼らは私がよく知っている人々。そういう状況で誰が最良かを口にして彼らの人生を決めるようなことはしたくない。言えることは2人の候補者とも素晴らしいということだけだ」と述べた。

 日本代表監督の職については「誰でも日本協会から誘いを受ければ誇りに思うに違いない」と強調した。

 日本協会が欧州を中心に人選を進めていることに、オシム氏は「日本では欧州の有名監督が求められているのだろう。しかし、なぜ欧州で素晴らしい選手生活を送った日本の元選手を起用することを考えないのか」と、選手として海外経験が豊富な日本の指導者も選択肢になり得るとの考えを示した。

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