アギーレ監督“余裕のバカンス”宣言

 サッカーのアジア杯で準々決勝敗退に終わった日本代表は25日、オーストラリアから成田空港着の航空機で帰国した。八百長騒動の渦中にあるハビエル・アギーレ監督(56)は、5大会ぶりの8強止まりにも今後への手応えを口にし、続投へ意欲十分。近日中にスペイン、メキシコに渡り、家族とバカンスを過ごすことを明らかにした。

 こわもての指揮官は、屈辱の準々決勝敗退にも強気の姿勢を崩さなかった。

 成田市内で報道陣に対応したアギーレ監督は、両手をポケットに突っ込みながら総括。「結果には悲しみを感じている」としたものの「最後はPKが外れたものの、それ以外は全く問題がなかった。4試合で8得点1失点。シュートは最も多かった。これで『日本が死んだ』と思われてはいけない。しっかり生きて戦う」と、“今後”を見据えた。

 監督がスペイン1部リーグ時代に関与したとされる八百長疑惑の告発を裁判所が受理したとの報道があったが、「(告発の受理については)私もメディアで流れる情報しか知らない。私にも、私の弁護士にも正式には何も届いてない」と、現状では動きがないことを強調した。

 展開次第では解任となる可能性は捨てきれないが、前日に日本協会の大仁会長が当面の続投を支持。大きな後ろ盾を得て「深い感謝の気持ちを感じている。サッカーが分かる人なら、チームがどういうパフォーマンスをしているかが分かるはずだ」と、機嫌よく語った。

 今後は契約で決まっている休暇に入るため、近日中に自宅のあるスペインへ渡る予定で「家族と会って、メキシコにも寄りたい。バカンスの時期を過ごす」と宣言。W杯予選前にアジアで後れを取ったことにも、自身の進退にも危機感はなかった。

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