長友が香川が…左サイドはズタズタに

 「ブラジルW杯・C組、日本1-2コートジボワール」(14日、レシフェ)

 ザックジャパンの宝刀ともいえる左の翼は、巨象によって無残にも引きちぎられた。

 悪夢のような2分間での2失点は、いずれも日本の左サイドから。「率直に悔しい。何度も数的不利をつくられて、クロスを上げられたから」。試合前に見た分析映像では、両サイドが高い位置を取りながら多くのクロスを供給する様子を確認してきただけに、DF長友は唇をかんだ。

 高い位置を取り続けた相手右DFオーリエを、最後まで捕まえきれなかった。同点にされた後半19分、さらに逆転された同21分はともに日本の守備対応が遅れた。長友はオーリエと相手右FWカルーとの数的不利を強いられ、香川も守備に追われた。本来であれば日本がやりたい形で、やり込められた。

 日本の左サイド‐。香川が中に切れ込んだスペースに長友が駆け上がり、これまでいくつものチャンスやゴールをつくってきた。攻撃面で相手を敵陣深くまで押し込めることは、守備の安定にもつながる。まさしくここが日本の攻守における生命線だけに、左サイドを攻略されたことには大きな危機感が募る。

 長友は「僕が出るのか、真司をそこまで守備させるのか。そこは次のギリシャ戦に向けて、ちょっと話し合っていかないといけないなと思います」と、即座に修正する必要性を口にした。

 背水のギリシャ戦。香川が「相手も攻めにくると思う。勝ち点3が絶対に必要なので、攻めるしかない」と話せば、長友も「ネガティブに下を向いていても、状況は変わらない。次のギリシャ戦へ向けてやるだけ」。ザックジャパンの武器を取り戻し、ギリシャを陥落させる。

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