シャルケ完敗 内田「勉強になった」

 「欧州CL・1次リーグ、シャルケ0-3チェルシー」(22日、ゲルゼンキルヘン)

 8試合を行い、E組でDF内田篤人(25)のシャルケ(ドイツ)はホームでチェルシー(イングランド)に0‐3で大敗、首位から陥落して2位に後退した。内田は右サイドバックとしてフル出場した。F組はFW宮市亮(20)の首位アーセナル(イングランド)がホームで昨季準優勝のドルトムント(ドイツ)に1‐2で敗れて初黒星。宮市はベンチ入りしなかった。H組は首位バルセロナ(スペイン)が敵地でACミラン(イタリア)と1‐1で引き分けた。

 シャルケがホームでまさかの完敗を喫した。前半5分にCKからスペイン代表FWフェルナンドトレスに先制ゴールを浴び、歯車が狂った。

 チェルシーは無理をせずに守りを固め、機を見て攻撃に打って出るというプラン。シャルケは何とか追いつこうと必死になったが、相手ゴールは遠かった。内田も右サイドでアップダウンを繰り返し、チャンスをつくり出したものの結局は実を結ばなかった。

 攻めあぐねて迎えた後半、チェルシーのカウンターの餌食となり、2点を追加されたシャルケ。勝利を期待して詰めかけた地元サポーターはため息をつくしかなかった。

 相手の術中にまんまとはまってしまっての痛い敗戦。内田は素直に「チェルシーは強かった。勉強になった」と完敗を認め、「前半のうちに追いつけなかったらもうダメだよね」と反省した。自身のプレーについて話が及ぶと、「前半は結構フリーになっていた。あそこで決定的な仕事ができると、もう少し自分(のレベル)もアップしていくと思う」と分析。淡々とした口調の中にも悔しさをのぞかせていた。

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