本田「これじゃアカン」イラク戦へ不安

 「キリンチャレンジ杯、日本1-0UAE」(6日、東北電ス)

 W杯アジア最終予選第4戦イラク戦を11日に控えるサッカー日本代表が、若手主体のアラブ首長国連邦(UAE)に苦戦した。後半24分にFWハーフナー・マイク(25)=フィテッセ=が頭で合わせて1‐0で競り勝ったものの、なかなかゴールを奪えなかった。試合後、MF本田圭佑(26)=CSKAモスクワ=は「内容は満足いかない」などと警鐘を鳴らした。

 目先の勝利も、かなたの栄光も、すべてを見据える金狼だからこそ、警鐘を鳴らさずにはいられなかった。「内容は満足いかない。何が、と言われれば全部ですよ。攻撃が普通やった。これじゃアカンなというのはみんな分かっているんでしょうけど。イラク戦?このままでは、失点するケースもある」。MF本田はキッパリと言い切った。

 自らの調子がいいからこそ、もどかしかった。64分間のプレーも、放ったシュートはチーム最多の6本。体の重さが目立ったチーム全体とは違い、個人としては卓越したフィジカルで相手を圧倒したが「全体としてイメージよりも3~4メートルは後ろにいた」。関係者によれば、この日はイラク代表スタッフの姿もスタンドにあった。4本のミドルシュートを放ち「次への駆け引きはもう始まっているから、あまり話したくないが、速攻、遅攻の使い分けがね」とジーコ監督が放った“刺客”から、ミドル弾を隠したい本音ものぞかせた。

 前線の人員が入れ替わるなど、状態以外の面でも困難さはあったが「それは代表の宿命。人間だから、(連係面で)やりやすい、やりにくいもあるけど、どうお互いの長所を理解して生かすか。移動などで疲れがあったとしても、世界のトップを目指すならば、そうではいけない」。口をつく言葉は、イラク戦の勝利だけでなく、既にブラジルW杯にも向いている。

 さらなるレベルアップの必要性を口にした金狼は、5日後に迫った大一番で日本を歓喜に導けるか。

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