「ＲＩＺＩＮ．２６」（３１日、さいたまスーパーアリーナ）

　大相撲・元十両貴ノ富士のスダリオ剛（２３）＝フリー＝が総合格闘技２戦目に臨み、ミノワマン（４４）＝フリー＝と対戦。１回、右ローキックで倒した後のパウンドでＴＫＯ勝利を飾った。

　衝撃のローキックで勝負を決めた。身長差１８センチ、体重差３２キロという体格差での戦いで、序盤は互いにジャブでけん制。その後、スダリオが右ローキックでぐらつかせた。さらに、重い右ローキックでミノワマンの左脚を破壊し、崩れるようにダウン。立てない相手の顔面に鉄槌を落とすと、レフェリーがストップした。

　デビュー２連勝を飾り、リング上でマイクをとったスダリオは、「来年は日本のヘビー級の人たちを１人ずつつぶしていきます」と宣言。「ＫＯＮＩＳＨＩＫＩ（元大関小錦）さん、誕生日おめでとうございます」と締めくくった。

　スダリオは、大相撲では双子の弟貴源治とともに将来を嘱望されたが、昨年９月に付け人への２度目の暴力行為が発覚して引退し、格闘技に転向。今年９月のＲＩＺＩＮでデビュー戦を行い、プロレスラーのディラン・ジェイムスを撃破して白星発進を飾っていた。