ワタナベジムの名物トレーナーが鉄板焼きの店をオープン

 太めの体に丸刈り、ややこわもてながら熱血漢-ワタナベジムの名物トレーナー・小口忠寛さん(46)が、7月20日に待望の飲食店をオープンした。お好み焼き、鉄板焼きの店「忠さん劇場 くいしん坊」は連夜、ボクシングファンや関係者でにぎわっている。

 イチ押しは、小口さんの出身地・長野県名物の「山賊焼き」。鶏の半身を特製のタレにつけ込んでカラッと揚げた(揚げていても焼きです)もの。他にもホルモン焼き、鉄板焼きとメニューは多彩だ。

 店には前WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者の内山高志や、同スーパーフライ級王者の河野公平、同ライトフライ級王者の田口良一らワタナベジムの世界王者らも顔を見せる。先日は渡辺均会長も開店祝いの祝儀袋を持って駆けつけた。

 「忠さん劇場-」をオープンするまで、ラーメン店でアルバイトをしていた。「ラーメンをやりたい気持ちもあって、修行のつもりだった」が、縁あって鉄板焼きの店をオープン。「自分の店を持てたおかげで、ボクシングにもさらに気を入れて取り組むことができる。ボクシングからは一生離れられないですから」と笑った。

 小口さんは1969年生まれ。駿台学園、法大でボクシング部に所属し、インターハイ3位、関東大会チャンピオンの成績を残した。プロの道は断念したものの、2010年からワタナベジムにトレーナーとして加入。元日本フェザー級王者・梅津宏治や元日本ミドル級王者の佐々木左之介らを育てた。

 練習は厳しく、試合は熱く-がモットー。「試合中のインターバルでは、選手の気持ちを奮い立たせることに集中して、次のラウンドに送り出すのが仕事だと思っている」と言う。

 現在、日本スーパーバンタム級7位の渡部大介選手、店でアルバイトをしている中山佳祐選手らを担当する。「自分の手で日本王者を出したいし、もちろん夢は世界チャンピオンですよ」と真剣な顔を見せた。

 ◇「忠さん劇場 くいしん坊」

 ◇東急池上線 荏原中延駅 徒歩1分

 ◇電話 03(6426)2525

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