高山勝成、日本最多16度目世界戦「コンディションはいい」

 「ボクシング・WBO世界ミニマム級王座決定12回戦(20日、三田市駒ケ谷運動公園体育館)

 予備検診が18日、兵庫県三田市内で行われ、王座決定戦に臨む同級2位で前IBF世界同級王者・高山勝成(33)=仲里=は、同級1位の加納陸(18)=大成=とともに異常なしと診断された。

 高山は身長で4センチ、リーチで8・5センチ下回ったが「問題ない」と強調。中出博啓トレーナーは「(加納は)ミニマム級の選手の体格。南アフリカで戦った選手に比べたら(体格差は)だいぶまし」と話し、海外経験も対戦相手も豊富であることを代弁した。

 具志堅用高、長谷川穂積を上回る日本最多16度目の世界戦。勝てば4度目の世界王者返り咲きとなり、自らの記録を更新する。

 両まぶたのカットもあり、昨年は試合のたびに流血。傷が治り切る前に指名試合となった昨年大みそかはスパーリングゼロでぶっつけ本番。本来の動きにはほど遠く、ホセ・アルグメド(27)=メキシコ=を相手に8回負傷判定で敗れ、王座を陥落した。

 今回はまぶたの古傷も完治しスパーリングも60ラウンドを消化してきた。先週末には2泊3日で恒例の和歌山県の白浜に旅行に行き、温泉と会席料理で英気を養ってきた。

 「刺し身から揚げ物、デザートからフルコース食べてきましたね。体も精神もフレッシュになりコンディションはいい。お互いいいファイトができる」と、余裕を漂わせた。

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