八重樫 ライバル木村戴冠で闘志に火

 「ボクシング・IBF世界ライトフライ級タイトルマッチ」(29日、有明コロシアム)

 王者ハビエル・メンドーサ(24)=メキシコ=に挑戦する、同級13位八重樫東(32)=大橋=が19日、横浜市内の所属ジムで練習を公開。サンドバッグ、ミット打ちなどで約1時間半、汗を流し「サウスポーのファイターに対応する対策をしっかりやった」と仕上がりに自信を見せた。

 昨年12月、ミニマム、フライに続く3階級制覇を狙ってペドロ・ゲバラ(メキシコ)とWBC王座を争ったが7回KO負け。そのゲバラが先月、アマ時代からのライバル、木村悠(帝拳)に敗れ、木村が王座に就いただけに自然とモチベーションも上がる。

 八重樫は07年6月の世界初挑戦から今回が10回目の世界戦。課題のフィジカル強化に向け、異種格闘技のトレーナーから指導を受けるなど準備は万全だが、大橋会長は「間違いなく激しい打ち合いになる」と警戒した。

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