東日本ボクシング協会（大橋秀行会長）は１６日、都内で理事会を開き、活動停止中の亀田ジムが新会長に元協栄ジムトレーナーの大竹重幸氏（５６）を擁立した申請を却下した。

　亀田ジムは東京・世田谷区に「Ｋ３　Ｂｏｘ＆Ｆｉｔ　ＧＹＭ」を立ち上げたが「ジムの場所、名称がこれまでと何ら変わらない。大竹さんに頭をすげ替えただけではだめ」と全会一致で決議。大橋会長は「場所も名称も変え、実体の伴う『大竹ジム』として申請があれば検討する」と高いハードルを課した。

　ＷＢＡから世界スーパーフライ級王者・河野公平（３３）＝ワタナベ＝の初防衛戦の相手として指名された同級２位の亀田興毅（２７）だが、指定期日内の対戦を実現するにはジム移籍しかない。亀田側がどんな結論を下すのか注目される。