バーカー判定でギール下し新王者に
「IBF世界ミドル級タイトルマッチ」(17日、アトランティックシティー・レベル・カジノ・ホテル)
ボクシングのIBF世界ミドル級タイトルマッチが17日(日本時間18日)、米国ニュージャージー州アトランティックシティーのレベル・カジノ・ホテルで行われ、挑戦者のダレン・バーカー(英国)が王者のダニエル・ギール(オーストラリア)に2-1(116‐111、114‐113、113‐114)の判定勝ちで新王者となった。
序盤は中間距離を制したバーカーが優位に進めるも、ギールも6回に左ボディーでダウンを奪うという激しい打撃戦。後半も一進一退の攻防が続いたが、フルラウンドを通じてより多くのクリーンヒットを打ち込んだバーカーが際どい判定を握った。
2度目の世界タイトル挑戦で悲願を叶えたバーカーはこれで26勝(16KO)1敗。「ダウンした際、妻、家族、娘のことが頭をよぎった。楽な道のりではなかった」と感無量の表情で語った。5度目の防衛に失敗したギールは29勝(15KO)2敗となった。
