キューピットから北斗晶へのエール

 乳がんで9月24日に右乳房全摘出手術を受けた元女子プロレスラーでタレントの北斗晶。自身の公式ブログでは、病気発覚から手術に至るまでの経緯など、夫の佐々木健介と二人三脚で闘病していることをつづっている。そんな芸能界きってのおしどり夫妻として知られる佐々木・北斗夫妻だが、実は夫婦を結び付けるのに一役かったのがハイヒール・リンゴだった。そのリンゴが出会いの秘話を語るとともに、北斗にエールを送った。

  ◇  ◇

 北斗さんの乳がん告白は驚きました。実は私、北斗さんと健介さんのキューピット役なんですよ。あるイベントでご一緒したのが北斗さんと健介さん。移動のバスの席が、ちょうど2人の間だったんです。携帯番号の交換をするときに、真ん中にいた私が仲立ちをしたんです。だから私がキューピットって勝手に言っているんです。あいにく仕事で伺えませんでしたが、結婚式にも招待して頂きました。

 北斗さんのブログを読ませてもらいましたが、葛藤がよくわかりました。ご自分でも書いてましたが、“元気が売りの埼玉のおばちゃん”が、がんを告白というのはタレントイメージもある。私もタレントだから、その葛藤はよくわかる。でもイメージも大切だけど、体は大切にしてほしい。

 また術後のブログで、全摘した胸を見ることができなかったという気持ちもすごくわかる。女性にとってシンボリックなものですから。精神的な打撃も大きいですよ。

 相方のモモコも一度体調を崩したことがある。すると周囲は「大丈夫?」ってずっと聞き続ける。本人は「もう大丈夫やねん!」って言ってるのにね。病気を告白するっていうのはすごく勇気がいるんです。

 私も実は、線維腫(良性腫瘍)を持っています。1年に1回は必ず経過観察してますけどね。発症当時は結婚もまだしてなくて、不安で仕方なかった。でも北斗さんには一緒に戦ってくれる健介さんもお子さんたちもいる。支えがいるというのは、心強いと思います。

 でも今の時代、正直、ここまで告白しなきゃいけないんだって改めて思いましたね。中途半端に情報を出せない。すべて出すか、隠し通すか。“0”か“100”かみたいなところがありますよね。北斗さんを応援するとともに、自分ならここまで包み隠さず出来るかと考えると、難しい問題ですね。

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