「オープン戦、オリックス－阪神」（２１日、京セラドーム大阪）

　阪神・岩貞が６番目の男に名乗りを上げる好投を見せた。

　オープン戦最終戦で先発登板。初回にいきなり新人・吉田正の右翼越え二塁打を浴びるが、続く西野のバントが投前の小フライになるとこれを好捕し、飛び出していた二走・吉田正を刺して併殺に取った。

　二回以降は危なげない投球。最速１４６キロを計測した直球と変化球のコンビネーションで三振の山を築いた。１点リードの五回は小谷野、Ｔ－岡田に連打を浴びて危機を招くと、１死二、三塁から宮崎の右犠飛で同点とされたが後続は抑えて５回１失点、７奪三振。先発の６番手へ大きなアピールとなった。

　それでも岩貞は「五回は得点圏に走者を背負ってしまいましたが、最少失点で切り抜けられたことはよかった。ただ、先頭打者の出塁を許すと失点につながりやすい。その部分は反省しないといけない」と反省も忘れなかった。